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地盤調査の様子 |
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建築工事標準仕様書・同解説
JASS 5 鉄筋コンクリート工事 |
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[photo-001]
地中梁・床版配筋の様子 |
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[photo-002]
コンクリート打設前型枠の様子
内側の型枠を浮枠とし一体打ちする |
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[photo-003]
コンクリート打設後の様子 |
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[photo-004]
立上り上部天端はD13ダブル |
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[photo-005]
コンクリート打放し仕上 |
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[photo-006]
基礎立上り部貫通配管 |
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外周基礎断面 |
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構造グリッドライン上の地中梁 |
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錆びにくいドブ漬けの鋼製束 |
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桧(ひのき)の土台と基礎パッキン |
土台と基礎の隙間から全周床下換気を行います。土台がコンクリートと直接触れないことで土台の耐久性が向上します。コンクリート基礎も断面欠損がありませんので、基礎構造全体の強度を高めます。
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基礎パッキン詳細 |
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床下点検口 |
床の足触りはとても大切です。上にのった際に不安定さを感じる点検口が多いのですが、讃岐舎では体育館用のしっかりとしたタイプを使用しています。こういう細かい部分も讃岐舎のこだわりです。 |
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【讃岐舎】の基本性能及び仕上材料などの考え方を紹介します。【讃岐舎】では、建物が完成してしまうと見えなくなる部分の仕様、性能などもできる限り情報開示していきたいと考えています。
不明な点がありましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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T基礎構造とシロアリ対策 |
地盤
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地盤の状態は建築物にとって非常に重要な要因です。讃岐舎では全ての物件に地盤調査(スウェーデン式サウンディング試験)を行います。調査結果により必要に応じて地盤改良工事を行います。 -
地盤調査結果の具体例 - |
基礎 |
基礎は【鉄筋コンクリートベタ基礎】です。最近はどこの工務店もベタ基礎を使うケースが増えているようですが、単にベタ基礎といってもその考え方や仕様は様々です。ベタ基礎だからといって、必ずしも安心ということにはなりません。
讃岐舎では独自の考え方で、より強度や耐久性の高い基礎構造としています。
■コンクリートの耐久性について
讃岐舎では建物の耐久性を重要視しています。日本の住宅の寿命が短いと言われますが、それは木造だからと言うことではありません。同じ木造住宅でもそのつくりかたによって建物の耐久性は大きく左右されます。建物の耐久性はその使い方によっても大きく異なりますので、寿命は何年というように一概に言い切ることはできませんが、讃岐舎では少なくとも50年以上できれば100年、次世代にまで使い続けられる「家」でありたいと考えています。
耐久性を考える際、上物(木造の骨組み部分)は勿論ですが、それを支える基礎コンクリートの性能は極めて重要です。コンクリートそのものの寿命が50年以上あるかどうかはとても大切な基準だと考えています。コンクリートの耐久性には「コンクリート強度」「スランプ」「鉄筋のかぶり厚さ」の3つの要素が重要です。
1.コンクリート強度<讃岐舎-24N/mm2>
日本で最も厳しい基準といわれている日本建築学会の「建築工事標準仕様書・同解説
JASS 5 鉄筋コンクリート工事」においてコンクリートの耐久性について次のように規定されています。
* [建築工事標準仕様書・同解説 JASS 5 鉄筋コンクリート工事 2節 構造体および部材の要求性能]より
* [建築工事標準仕様書・同解説 JASS 5 鉄筋コンクリート工事 3節 コンクリートの種類および品質]より
讃岐舎では、設計基準強度(構造上必要なコンクリートの圧縮強度)が18N/mm2あれば充分な基礎形状を確保した上に、耐久設計基準強度(耐久性に関わる強度)は1ランク上の24N/mm2を基準値にしています。(供用限界期間としておよそ100年)
2.スランプ<讃岐舎-12cm>
「スランプ」とはコンクリートの粘りを表す数字で、数値が小さい程粘りが強く質の良いコンクリートといえますが、数字が小さいと施工難易度が上がるため一般的には18cm以上で打設する場合が多いようです。
* [建築工事標準仕様書・同解説 JASS 5 鉄筋コンクリート工事 3節 コンクリートの種類および品質]より
讃岐舎ではコンクリートスランプ12cmを基準値にしています。
3.鉄筋のかぶり厚さ<讃岐舎-基礎外周部75mm>
「かぶり厚さ」とは、コンクリートの表面から内部の鉄筋の表面までの最短寸法のことで、この寸法が大きい程鉄筋の錆びなどの劣化に対して耐久性が高くなります。
* [建築工事標準仕様書・同解説 JASS 5 鉄筋コンクリート工事 2節 構造体および部材の要求性能]より
上表の基準だと外周部基礎立ち上がりコンクリートのかぶり厚さは40mm以上を確保することとなっています。
讃岐舎では基礎立ち上がり部のコンクリート幅を150mm確保すること及び土台(4寸角)の位置を基礎立ち上がり内面に納めることで、外周部かぶり厚さ75mmを確保しています。
[左図面]
■配筋
配筋(鉄筋の種類、本数、配置)も基礎の強度にとって重要な要素です。讃岐舎では次のような配筋仕様としています。
・床版コンクリート配筋-D13@200(クロス) [photo-001]
・立上がりコンクリート-D10@200 (天端通筋-D13x2) [photo-004]
(* 天端通筋をダブルで行うことによりコンクリートクラックを入りにくくします。)
・地中梁配筋-D13x3(上下)及びD10スタラップ@200 [photo-001]
■讃岐舎ベタ基礎設計の考え方
1.外周部立上がりコンクリート
外周部の基礎立ち上がりには一部の設備配管を除き、換気口などの開口部を設けません(床下換気はキソパッキン全周換気で対応)。そのため立ち上がり部分は連続した梁としての役目を果たし基礎の剛性を高めます。また、開口部が少ないためクラック(ひび割れ)も入りにくくなります。また上記配筋計画にあるように天端通筋をダブルで入れることで更に強度を高めています。
2.地中梁
W250mm x H400mmの地中梁を4m以内毎にグリッド上に設けています。これによりベタ基礎の剛性が格段に向上します。耐震強度にも大きな影響を与えます。 [photo-001]
3.コンクリート打設方法
外周部の立上がりコンクリートは床版コンクリートと一体打ち(打継ぎなし)とします。これにより構造強度を向上すると共にシロアリの侵入の防止策となります。 [photo-002・003]
4.コンクリート打放し仕上
外周部のコンクリートは「打放し仕上」としています。モルタルなどの仕上げを施しません。少し荒々しい感じに仕上がりますが、モルタル仕上に比べクラックの心配が少ないことや仕上げでごまかしがきかないためコンクリート打設時の精度が上がります。つまり、質の良いコンクリートができる可能性が高くなるのです。 [photo-005]
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土台廻り |
土台 : 土佐桧(ヒノキ)芯持材 4寸角(120x120)
大引 : 土佐桧(ヒノキ)芯持材 4寸角(120x120)
束 : 鋼製束ドブ漬け(溶融亜鉛メッキ仕上)
床下換気 : 基礎パッキンによる全周換気(基礎の断面欠損なし)
<* OMの場合OMによる換気システム> |
白蟻対策 |
人体や環境への影響を考慮して、薬剤による防蟻処理は原則行いません。
薬剤による防蟻処理は人体や環境への負荷が大きいだけでなく永久的に持続するものではないため根本的な対策にはなっていないと考えます。讃岐舎では薬剤に頼らず、建築的な工夫により白蟻対策を考えています。
1.立上りコンクリート一体打ちによるベタ基礎
上記「基礎」の項にあるようにベタ基礎とすることと立上りコンクリートを一体打ちにすることでシロアリの侵入経路を防ぎます。 [photo-002・003]
2.設備配管の土間コンクリート貫通は行わない
一般的に給水や排水設備の配管は土間コンクリートを貫通して土中に配管されるケースが多くあります。この場合貫通配管廻りにコールタールなどを充填し防蟻処理としていますが、コールタールなどの薬剤は人体に悪影響を与えるだけでなく防蟻効果も長持ちしません。こうしたちょっとした隙間がシロアリの絶好の侵入経路になる可能性があります。また、土間貫通した設備配管は将来的にメンテナンスができません。
讃岐舎では土間コンクリートの貫通を一切なくし、白蟻対策とするとともに設備配管のメンテナンス性を向上させています。基礎立上り部分を配管が貫通するため外観上は配管が露出で見えてきますが、こうした理由からのものです。 [photo-006]
3.キソパッキンによる全周換気
キソパッキンによる床下換気システムで床下の湿気を押さえています。なによりも土台がコンクリートに直接接しないため常に乾燥していることでシロアリを寄せ付けにくくします。
4.土台・大引の樹種
土台や大引に使用する木材の樹種も重要です。土台・大引とも桧(ヒノキ)の芯持材としています。ヒノキは耐蟻性の高い(シロアリを寄せ付けにくい)樹種です。
* [森林総合研究所 所報より]
5.鋼製束
束を鋼製束とすることでシロアリの蟻道をつくりにくくします。
6.床下点検口と点検スペース
1〜5のように何重にも、かつ一時的な薬剤処理に頼るのではなく、永久的な建築的手法で白蟻対策を行っています。しかしながら絶対ということはありませんので定期的な点検も大切です。床下を全面点検できるようスペースを確保すると共に床下点検口を設けています。
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