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農家は、
健康にいい野菜をつくりましょう。
町のマ−ケットは、
地元で育った野菜を店に並べましょう。
林業家は、
木をすくすくと育て、
空気のおいしい山にしましょう。
町の工務店は、
近くの山の木を用いて家を建てましょう。
緑の消費者は、
地元の野菜を食べ、
地元の木の家に住み、
そうして地球人として生きましょう。
(緑の列島ネットワ−ク宣言より) |
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讃岐の舎づくり倶楽部」は2002年4月に、NPO「緑の列島ネットワ−ク」正会員6名によって発足されました。家づくりの仕組みを原点に立ち返って考えようという団体です。
日本の家づくりは高度経済成長とともに、かつての自然素材を用いた素朴な家から新建材、プラスティック製品の溢れる無機質な家へと変貌を遂げてしまいました。それは「住宅」さえも大量生産・大量消費・大量廃棄の波に乗せようとしたが為の大きな過ちであり、住宅の本当の意味での「質」を下落させてしまった大きな要因ではないでしょうか。大量生産による見かけ上のコストダウンは目先の価格を引き下げたかもしれませんが、一方で本来の住宅の質、寿命、やすらぎ、真の意味での快適性等、捨ててしまったものもまた、数多くありました。
家をつくろうとする「住まい手」側の価値観も便利・快適という名のもと偏ったものになっていたように思います。その結果発生してきた「シックハウス症候群」や「欠陥住宅」などのさまざまな問題は、これまでの家づくりの価値観や方法論そのものが破綻をきたしていることを意味しているのではないでしょうか。過剰とも思える住設機器、冷暖房に頼るライフスタイル、ビニ−ル製品で飾られた内装、重装備の電気・給排水設備、等等・・・仕上がってしまうと木造住宅か鉄骨住宅かさえも区別がつかない・・・こんな家が今の日本には溢れているのです。
私たちは、「木」のよさを前面に押し出した「正直な家」・「自然な家」を自然なつくり方でつくりたいと願っています。現代人があまり日常的に体験できなくなった本当の「木の家」をひろく大勢の方に知ってもらいたい、そして「いえづくり」についてもっと興味を持ってもらいたい、それが私たちの願いです。
「近くの山の木で家を作る運動」を通して、住まい手の方々の家づくりの価値観が変わり、生活観が変わっていくことでグリ−ンコンシュ−マ−(緑の消費者)が増え社会を変えていく力になることが私たちの願いです。
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