讃岐の舎づくり倶楽部   さぬきのいえづくりくらぶ
 
       
since 03/01/11 
 

讃岐舎作品

木の家作品


香川県産檜

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讃岐の山の木でつくる
讃岐の舎づくり倶楽部では、香川県産材の積極的な活用にも力を入れています。仲南(現まんのう町)の「大黒柱伐採ツアー」では新築住宅等の大黒柱になる香川県産の檜や杉を住まい手さんの目の前で伐採して柱に使用しています。その他にも家具や建具などをはじめ、いろいろな場面で香川県産檜を有効利用していく方向性を探っています。そのうちのいくつかをご紹介します。

■香川県産材のモデルルーム(香川県高松市郷東町) 
間伐材(※1)の利用は、森林の手入れを促すとともに、「都市の森林」として地球温暖化防止に役立っています。
森林は、木材を生産するほか、水源かん養、山地災害の防止、地球温暖化防止など様々な機能を持っており、私たちの安全、安心な暮らしに欠かせないものです。
これらの機能を維持するためには、適切な手入れが必要です。特にヒノキなどの人工林は、木々が成長してくると、林の中が混み合い、暗くなって下草も生えなくなり機能が低下するため、間伐などの手入れが欠かせません。しかし、間伐材を利用しようとしても採算が合わないため、手入れされないまま放置されるものが多くなっています。
香川県の人工林は、松くい虫被害跡地に、主にヒノキを植栽してきたことから、林齢が20〜25年生程度とまだ若く、今後、間伐が必要な時期を迎えます。
なかでも末口(※2 すえくち)直径14cm未満の小径の間伐材は、柱(3寸5分=10.5cm×10.5cm)に利用できないことなどから、特にその利用が少ないため、これらの利用をとおして間伐を促し、健全な森林を維持することが重要です。

讃岐の舎(いえ)づくり倶楽部では、この展示場のモデルルームの壁面と天井に香川県産ヒノキの小径間伐材を使用しています。これらの取り組みは、県内の森林の手入れを促すとともに、木材が吸収・固定している二酸化炭素を保持して地球温暖化防止に役立っています。

小径間伐材(直径14cm未満)を最大限有効に利用するため、一本の丸太から左図のように45mm×85mmで長さ2mの角材を製材します。
□産地:香川県小豆郡土庄町大鐸財産区(SGEC認証森林※3)
□伐期:2006年秋〜2007年1月(平成18年度施業計画)
□樹齢:35年生前後

香川県環境森林部みどり整備課委託業務
委託業務名:県産木材(ヒノキ材)使用普及啓発業務
委託期間:平成19年10月9日〜平成20年3月25日
委託場所:香川県高松市郷東町地内
受託者:讃岐の舎づくり倶楽部

※1 間伐材(かんばつざい)は、森林の成長過程で混み合った立木を間引くことにより発生する木材。
※2 末口:丸太の細い方の直径。対して根元に近い方を元口(もとくち)という。
※3 SGEC森林認証制度:日本の森林管理水準を向上させて、国産材の循環利用を促進するのを目的に、森林が適正に管理されていることを中立的な第三者『緑の循環認証会議(所在地:東京)』が客観的に評価し、社会にその価値を認めてもらう制度。

■古木里庫ギャラリー(香川県三豊市仁尾町) > 古木里庫(こきりこ)

■家具・建具など

香川県産檜の小径木間伐材(45 x 85 x 2000)の利用促進目的で製作したオリジナル製品各種です。

断熱玄関ドアです。讃岐舎の標準仕様として使用しています。
昔の木造校舎で使用されていたレトロな机や椅子をイメージしたものです。
ガーデンチェアとスツールです。


窓用の面格子。


木製の引き戸(ハンガー引き戸)です。すべて45x85x2000の部材で製作しています。


 【 讃岐舎倶楽部 】〒769-1406 香川県三豊市仁尾町仁尾辛15-1 TEL:0875-82-2988 FAX:0875-82-2939