「近くの山の木」構造見学会 リポ−ト

2003年2月8日(土)・9日(日)、善通寺の工事中物件の見学会をお施主様のご好意により開催しました。この家は高知産の杉をふんだんに使った「近くの山の木で建てる家」です。伝統的な工法により建てられるこの家は、構造材(柱・梁)を表した素朴なつくりになっています。また、大黒柱は香川・仲南産のひのきを使っています。この柱は別ペ−ジで紹介している「山のツア−」でお施主様ご家族の目の前で切り倒したものです。6月完成に向けて進行中の工事現場は今、土壁の養生中で一息と言ったところです。

建築現場はこんな状態です。 工事中の現場にはいることは一般の人にはなかなか体験できません。いろいろな質問が飛び出します・・

天井を見上げたところ。梁や斜めの天井板はこのまま仕上げになります。 土壁の様子。室内側から一回塗り込んだ状態です。壁を乾かしながらさらに塗っていきます。

土台は高知産の「桧(ひのき)」。基礎パッキンで床下通気を確保すると共に土台がコンクリ−トに接しない為、土台の耐久性の向上にも効果があります。

屋根瓦を見る。今回は軒先を「一文字瓦」としています。
深い軒先は、夏の日差しを遮り土壁と共に「涼」を演出します。 出隅部分の柱には耐震補強用の「ホ−ルダウンアンカ−」が・・

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